「重力ピエロ」



ちょっと前になりますが、映画「重力ピエロ」を見ました。伊坂幸太郎の原作。本は読んでいなかったし、まっさらな気持ちで見ました。


途中で放火の犯人もうすうす気付きつつも、内容が重い話でも、よく出来た映画だナァと思いました。
特に台詞の中で、岡田君扮する「春」が、ガンジーの言葉を引用したりするのですが、それがいちいち凄く良かったです。一番私の中で感動の波が押し寄せて来た台詞が「あなた自身が、この世で見たいと思う変化とならなければならない」
こんなにも前向きな言葉。当たり前のようで、なかなか出来ないことをずばりと「ならなければ」という必要性のある言い方で。
本当に、そうだなぁと思って、やっぱり動かないと。とかむやみに思いました。そしてガンジーの本を一度は真剣に読んだ方がいいかもしれないと思いました。心が弱くなってしまった時に、支えてくれたり叱咤してくれる言葉が他にもありそうです。
そうやって、今まで思わなかったことを考えさせられたり、人を動かすことが出来る言葉って凄いと思う。
伊坂幸太郎氏のファンに一気になって、今は「グラスホッパー」を読み進めています。

第129回直木賞候補作品、第57回日本推理作家協会賞長編及び連作短編集部門候補作品、第1回本屋大賞ノミネート作品、2004年版このミステリーがすごい!第3位。
「重力ピエロ」は凄い沢山の賞を貰っているのですね、納得!