「BLACK SWAN」


話題作、「BLACK SWAN」を見て来ました。白鳥の湖の白鳥を演じることへの外からのプレッシャー、どのプレッシャーよりも自分からのプレッシャーと臆病な性格が災いして、悩みを抱え込むという鬼気迫る緊迫したムードが常にある映画でした。
一緒にこの映画を観に行ったうちの夫は、人前で演奏するのが仕事なので、プレッシャーによる恐怖感など、とても共感出来る部分も多かったそう。人は鬼気迫るとやはり繊細な人ほどこうなってしまう、というのをうまく表現した映画では無いでしょうか。
「君は一通り技術は素晴らしくこなしているが、個性や面白みが薄い」といったようなことをトマに言われるシーンがありますが、特に表現する仕事の人はぶちあたる壁なのでしょうね。
とっても面白い作品だと思いました。個人的に最後はもう少し違う結末を望みましたが…。それもまた良しということで。。。

さて、かなり衣装が注目されています。

上のレオタード、コートはAmy Westcottという、映画の衣装手掛ける上で有名な方が衣装を担当したそうです。可愛いなぁと思って見ていましたが、この映画の為に作られたんだそうです。
こんなコート欲しい!もちろんナタリーという素敵な女優さんが着ている効果も高いですが。淡いピンクのアウターちょっと憧れます。


上のピンクのレオタードは「Tamara」、フレンチスリーブになって白×グレーのは「Wendy」というモデルでどちらもダンス用品専門のYumikoのものだそうです。日本人の方が手掛けたブランドが使われているって嬉しくなりました。

そしてこちらはニナのお披露目会の時に着ていたドレス、こちらはRODARTE。これとっても素敵でした。後ろの背中の部分も凄く凝っていて。いつか衣装の展示会やってくれないかなぁ…と切実。
あちら米国では衣装の展示がサンフランシスコの美術館で開催されたそうです。

そしてニナがいつも見に着けていて気になっていたピアスとアクセサリー。「ME&RO」っぽいテイスト…と思いながら観ていましたが、エンドロールで衣装協力のところで「ME&RO」と書いてありました。やっぱり!と、ちょっと一人でニマっとしてしまいました。。。可愛いです、ピアスは蓮のようなハートのようなモチーフ、ペンダントはお花のデザインがシンプルで素敵、10Kだそう。


そしてバレエの衣装、本当に素敵でした!RODARTEのサイトで衣装が見れます。

部屋着もとっても可愛かったです。ピンクのネグリジェで肩紐のところがリボンのような作りでした。


あとは気になる出演者。
トマ役のヴァンサン・カッセルはモニカベルリッチの旦那様。リリー役のミラ・クニスはあのマコーレカルキンと長く交際していたとか…。
ナタリーが自ら、リリー役に良いと思う、と監督に相談してキャスティングが決まったそう。
でもリリーの背中に黒鳥の刺青入っていましたが、バレリーナにあんな派手な刺青許されるんだろうか…とか、色々気になりました。でもこんなに見所のある映画も珍しく、面白かったです。